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夜を知り、朝を忘れる。

 

夜は若く、彼も若かった。が、夜の空気は甘いのに、彼の気分は苦かった。

――ウィリアム・アイリッシュ 『幻の女』

 

 

一つのことに夢中になると他のことが頭に入らなくなる。同時にいくつかの物事を進めるのが苦手なタイプなのだろうか。それとも記憶に残るのが一つだけなのかよくわからないのだけれど、どちらにせよ柔らかくはない。

 

 

 

考えながら行動していないような気がして、昼間に行動するときは感に頼る部分が多い。夜はその分止まって考えているような気でいる。

 

 

バランスの悪さが僕自身であり、居心地の良い場所でもある。ハンモックで揺れているように。

 

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ずっと前から自分は悲観的で暗いと思っていたし、ブログに書くことは鬱々として暗いことばかりだと思い込んでいた。

 

 

 

大学生の頃の前のブログを恥ずかしさに苦しみながらざっと眺めたら、そこまで真っ黒ではなかったことに少し驚いた。いや、恥ずかしいあまり直視できなかったから本当かどうか定かではないけれど。

 

 

もちろん底抜けの明るさは苦手だしそういう人間ではないけれど、いつからかここまでバランスの悪い人間になってしまったようで、もっと良い感じのバランスの悪さを持ちたいと思う。

 

 

 

これでは人生を諦めた老人のようだし、黒ずんで擦る度にノートが汚れる消しゴムみたいだ。

 

 

「死」にとらわれるのも好きだし、「生」を嫌悪するの日もあっていいけど、単調なのはやめておこう。

 

 

 

冬の澄んだ空気を自ら汚さないように、冬の夜の綺麗な空気を忘れないように、この季節をもっと楽しみたい。それが甘いのか、僕が苦いのか、全然わからないけどね。